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  • あいじえん

遊んでばかりは、学んでばかり

更新日:2020年5月21日

「幼子はたくましく育ち知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。」

(ルカによる福音書2章40節)


 教会・愛児園の裏山は、一昨年前に名勝指定された「宇治山」に属しています。その中に朝日山観音を祀る「朝日山」はありますが、愛児園の子どもたちの“おさんぽコース”の一つとなっています。“おさんぽ”といっても立派な登山です。一部、道のないようなところを駆け登ったり(這い上がったり?!)します。何とたくましいことか。約20分ほどで山頂に到着。そこには、観音さんが納められた「祠」と「五重石塔」と「菟道稚郎子之墓」があるだけ。遊具なんて何にもない。それでも愛児園っ子は遊ぶ遊ぶ遊ぶ。坂道や階段を登ったり降りたり、切株に座って景色を眺めたり、栗のイガを拾い集めてお店屋さんごっこをしたり・・・。

 最近、「子どもと遊び」「遊び込む経験」といった言葉がキーワードとなる新聞や雑誌の記事、TV番組をちょくちょく見かけます。(なにを今さら。愛児園が昔から大事にしてきていることやんか!)と思ったりもしています。そういった番組や記事をみていて、納得した言葉があります。

「遊んでばかりは、学んでばかり」(NHK-Eテレ『すくすく子育て』より)

 なかなか素敵な言葉だと思いませんか?確かに愛児園っ子の遊び込む姿を見ていると、 “遊び”は心も使うし頭も使っている!と痛感します。そしてまた、3月の卒園を前にした年長さんの遊びの姿を見つめながら、(今までの遊びの積み重ねが個々の成長につながってゆくんだな~)と喜びを噛みしめてもいます。

 ぶどうさん(年長)の卒園式まで1ヶ月を切りましたが、卒園礼拝では上記聖句を読む予定です。イエスさま同様、愛児園っ子も日々思う存分遊ぶ中で「たくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれて」いたんだなぁ、とその姿を目に焼きつけようとしている今日この頃です。

 「遊んでばかりは、学んでばかり」の愛児園っ子に神様の祝福豊かにありますように・・・。



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